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杉原紙

- sugiharagami -

 楮(コウゾ)という原木から作られている杉原紙は、兵庫県の重要無形文化財・
伝統的工芸品に指定されている、1300年の歴史と伝統を持つ和紙である。
兵庫県のほぼ中央に位置する多可町加美区の北部、杉原谷にある
「杉原紙研究所」で作られている。
奈良時代に杉原谷で紙漉きを始、当時は「播磨紙」と呼ばれていた。
紙の質・生産量からみて、「日本一の紙」であった。
鎌倉時代には幕府の公用紙にも用いられる高級品で、
その後一般家庭でも使われるようになり、杉原紙の名が全国に広がる。
だが明治時代に産業転換が進み、大正14年には杉原谷での紙漉きが途絶えてしまう。
昭和47年 町立杉原谷研究所が設立され、本格的な再興に乗り出す
昭和58年 「兵庫県重要無形文化財」に指定される
昭和60年 神戸市で開催された「ユニバーシアード大会」の
     表彰状として、世界153ヵ国の若者の手に渡る
平成5年  「兵庫県伝統的工芸品」に指定される
その後も兵庫のじぎく国体の表彰状に使用されるなど、
様々な用途に用いられている。
 
長い歴史と文化を持つ、まさに多可町の名産品といえるだろう。